自宅レッスンの合間に歯医者さんに行って参りました。
一年ぶりの検診です。
お、またおキモノなんですね。。と先生はちょっと困惑気味。
やはり、汚しちゃったら大変。と思われるみたいですね。
でもまさかスペシャルな着物を着て、歯医者には出向かないので、
全然平気なんですケド。。
その後本屋さんに立ち寄り、念願の「
きものの花咲く頃」を購入致しました。

「主婦の友」90周年にあたり、着物に関する記事を再編集したもの。
大正・昭和・平成の着物史の移り変わりが、とてもよくわかります。
着物が日常着だった頃の色んな知恵満載の話や、
白襟・白足袋が主流になったのはなぜなのか?という時代背景の話など
本当に読み応えがある一冊です。
例えばこんなことが掲載されています。
赤(エンジ)系が当たり前になっている雨コートですが、
敬愛する

宇野千代さんがデザインされていたものがこれ。

右は千鳥格子、左は大胆なバイアス縞。
米沢織物さんとのコラボとのこと。うん、かっこいい

巻頭には瀬戸内晴美(寂聴)さんのエッセイとともに、
その当時の綺羅星の如く光り輝く女優陣がページを彩っています。
「
東京まいにち着物」のこまばさんも書かれていましたが、
やはりこの章は岸田今日子さんの一人勝ち

この雰囲気、いやいや流石でございます


編集者は田中敦子さん。
「
七緒」や「
森田空美の知的着物入門」などの編集をされていらっしゃいます。
90年分という膨大な記事を、新たに一冊にまとめ上げる作業は、
並大抵のことではなかったと思います。
感服。。
この本によって、これからの着物を取り巻く色んな事が
素敵に変化していけばいいなぁ。。
と、私もいち読者として強く思ったのでした。
- 関連記事
-