谷町四丁目に在ります
山本能楽堂。
こちらは大阪で一番古い能楽堂だそうで、
2006年に国登録有形文化財に指定されています。
ここで毎月二回第一・第三土曜日の午後7時よりの定例イベントとして行われている
「
初心者のための上方伝統芸ナイト」を観て参りました。
闇夜に浮かび上がる。。

当日頂いたリーフレットには
この催しは例えていえば、上方伝統芸能の「物産展」もしくは「デパ地下」です。と。
そうなんです。
さまざまな芸能の『さわり』だけを15分づつ上演するこの公演。
非常に画期的!でございました。
この日は。
☆活動写真 小崎泰嗣 「御家人桜」 「大江山」
☆女道楽 内海英華
☆体験コーナー お囃子(小鼓)
☆能 シテ・河村栄重 「忠度(ただのり)」
☆落語 桂阿か枝 「たぬ賽」
活動写真は私としては三度目。
今回は能舞台での上映ということで、小崎さんのいでたちは袴姿。
あくまでもシンプルに、蓄音機を用いての音楽はナシ。
カタカタと回るフィルムと小崎さんの語りで、暗闇の中集中力は高まります。
女道楽の内海英華さん。
お三味線を携えて登場された途端、舞台がぱあっと華やかに

本当に溜息が出るほどの艶やかさ。
3月ということで雉(キジ)の付け下げをお召しでした。
濃紺のお着物に真紅の襦袢が色っぽいこと。
三味線をつま弾きながらの都都逸(どどいつ)。
昔の男女の仲を頭に思い描いては、なんと粋だったことよ と…
演目の合間合間に、簡単な解説をしてくださいます。(この日は桂阿か枝さん。)
丁寧な説明のリーフレットもあり、本当に至れり尽くせり。
至れり尽くせり。
と言えば。
この催し。お茶とおこわ付きなのです。
おこわは
絹笠の「とん蝶」。これ、美味しいんです!
開演前にほとんどの方が召し上がっておられましたよ~。
その上持ち込みもOKとの寛大さなのであります。
そうそう。
能舞台の写真撮影も開演前と後には可能なので、こんないい感じの写真も。

二階席にも上がらせて頂いて。。
桃葉ちゃん、私、ツバキ庵の生徒さんK田さん。
撮影は
書道家のかわせみさん。(ツバキ庵にもお越しくださったことがあるのですよ。)
かわせみさんは当日ご自身の書道教室のレッスンがあり、
残念ながらお着物ではありませんでしたが…
また機会があれば、素敵な着姿をお披露目してくださいね♪
こちらは舞台が跳ねた後の様子。

折角やから。
と、K田さんのコーデ写真はこの舞台前で。
可愛いコーデに眼福~☆

松とコラボ☆
久方ぶりに『和』のものに触れたこの日。
ええもん観れた~♪ とウキウキしながら帰路に着いたのでありました。
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