先週末に行われた
小崎泰嗣(こざきたいじ)さんによる手廻し活動写真の上映会。
ワタクシタチに与えられた情報は。。
コチラのチラシ。

駅から目的地に向かうと。
日もとっぷりと暮れた町並みに浮かび上がる、このイラストの建物を発見。
なにやら妖しいムードを醸し出しております。
「建物横ノ小径ノ奥ノエレベーターニ乗ッテ 3階マデドウゾ」
チラシにはそう記されていました。
真っ暗な小径を恐々と歩み進んでいきます。
在りました。
数名乗れば定員オーバーしそうな、レトロなスイッチも至極素敵な三菱製のエレベーター。
3 のスイッチを押し、扉が開くと。。

あ。同じチラシが。。
なんだか宝探しをしているみたい。
ワクワク。
開場時間のかなり前に到着してしまったのですが、
(快くお通しくださってありがとうございました。)
時間が十分あったお陰で、その異空間を十二分に満喫出来て良かった。
雑多なようで非常に整然としていて。
うす明かりの下、照らし出される物体の影が、
なにやらひそひそと囁き合っているような。。
そのコーナーごとに物語があるように感じられる、
時空を超えた不思議な空間。
相棒の映写機と。

蓄音器。
スクリーンの横にはモノクロの小崎さんのポートレート。

金属と木で出来た砂時計たち。
其のレルビエ館は、前回の
臨江寺さんでの上映会とはまた違った雰囲気で、
小崎さん独自の世界を更に色濃く紡ぎ出していました。
蝋燭の火を灯した燭台を掲げながら、小崎さんの登場。そしてご挨拶。
その後、灯りという灯りが消されます。
暗闇の中、映写機のクランクをカタカタと廻す音が。。
6本のフィルムは、実写在り、アニメーション在り。
どれもこれも、どこかクスクスと笑いが漏れる、とっても楽しいものでした。
前回拝見した時も感じたのですが、観ている間。。
自分が子どもに戻ったような感覚に陥るのです。
昔々、家の近くの路地で紙芝居を見た(まだあったのです。)そんな感じ。
ドキドキワクワク。
その塊りが其処には在りました。
そして。

手渡された第一回手廻し活動写真レルビエ館のチケット。
砂漠でクランクを廻す小崎さんと。
この日の演目の一場面。
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次回ご出演予定は。
2009年3月7日(土)山本能楽堂で行われる
『
初心者のための上方伝統芸ナイト』
能楽堂での活動写真。
また違った魅力が有りそうです。
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