この日のレッスンはお二方がお太鼓の復習レッスン。
(個人レッスンですので、お時間は違います。)
奇しくもお二方ともイニシャルがOさんでいらっしゃいました。。
襦袢の着方をみっちりご説明差し上げていますので、衿元・衣紋の抜きはばっちり。
着物の上前の合わせる位置・下前の上げ具合なども、
何回かお召し頂いている間にコツを掴んでくださったご様子。
一重太鼓に関しては、構造を理解する理詰めの『男脳』が役立つようです。
私はというと。。完全にニュアンス重視の『女脳』。
習い始めた頃の初回のお太鼓レッスンの際は、かなり四苦八苦いたしました。
ただただ先生の言わはった通りにやるべし!やるべし!
そうなんです。
私の場合、自主練の回数は非常に多かったので、なんとかカラダで覚えました。
女脳でも自主練あるのみ!です。
練習なくして上達なし です。
あ~、熱血志向がボロボロ出ている ^_^;
今回画像を残したのは夜のレッスンのOさんです。

こちらの帯、思いのほか長くて、お太鼓を作るのに一苦労。
ですのでスムーズに柄出しも出来るように、一工程加えた結び方をご案内いたしました。
仕上がりは上々です☆
柔らかもんの茶色の小紋に、赤の刺し子(麻の葉柄)の半衿を合わせていらっしゃいます。
地味になりがちな色目のお着物が、一気に華やぎました。
画像でははっきりと見えなくて残念★

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Uさんは袋帯で二重太鼓のレッスン。
その前に、着付けた時のお悩みをお聞きしました。
衣紋を抜いたはずなのに、着ているうちに上がってくる。
着物のすそが落ちてくる。
この原因を究明したところ。。胸紐・腰紐の緩さ。でした。
実はUさん、以前お出かけされた際に、紐がきつくて苦しくなったご経験があったとのこと。
それ以来きっと意識的に緩めに仕上げていらっしゃるのでしょう。
胸紐に関してはぎゅうぎゅう締めなくても良いのですが、
背中心をある程度締めておかないと、安定が悪く緩みがちになってしまいます。
基本的には普段キモノは補正なしでラクに♪とご案内したいところですが、
体型によっては補正を入れた方が、着姿が安定してよりラクに着ることが出来ます。
Uさんの場合も、アンダーバストと腰回りにタオル補正をした方が、
よりラクに、そして着崩れなく着付けて頂けるのではないでしょうか。
二重太鼓のレッスンはとってもスムーズに進みました。
教室の袋帯を使ってのこの出来上がり。

ピシッと決まっていますね。
ピンクの小紋の柔らかもん、可愛らしいでしょう。
紅型染めの名古屋帯を合わせて、甘さを抑えた着こなしをされていました。
画像に残せばよかった。。
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この日のキモノ。
笑丸さんの秘密の落語会におろした紫のグラデーション紬。
全体に紫でまとめて、少しばかり女らしい風情に。。見えますか?!

手ぬぐいを半衿に使うときは、大抵小さな柄のものを選ぶのですが、
少し大振りな模様も上手い具合に出れば◎。
これは成功の巻~☆

笹結びでざっくりと。

補正なしなので、シワも寄りますわ~。ちょこっと手直ししてから撮影をば。
ポカポカ陽気に誘われてコットンレースの足袋を履きました。
ココだけ乙女な感じ(笑)
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